天皇・皇后両陛下が4月9日、無事にパラオからご帰国。
陛下にとって長年のご宿願が、やっと果たせたことになる。
そのご感慨は拝察するに余りある。 秋篠宮両殿下がお出迎えになった。
何故か胸の詰まる思いがした。
「祖国を守るべく戦地に赴き」との一節。
何気ないご表現に見えるかも知れない。
戦没者への「顕彰」に他ならない。
為と明言されているのだから。
実は平成6年に硫黄島を訪れられた際も、
「 祖国のために精根込めて戦った人々のことを思い」 と
述べておられる。 のお言葉と拝すべきだ。
ひたすら“気の毒な”被害者、犠牲者と見るようなお態度では、
全くない。
また注意すべきは、陛下のご慰霊は、まさに一視同仁、
全ての戦死者に及ぶということ。
今回のペリリュー島ご訪問に於いても、然り。 ここパラオの地において、 私どもは先の戦争で亡くなった
すべての人々を追悼し」( 晩餐会でのお言葉)とおっしゃった。
例えばサイパン島にお出ましになった時も同様。
戦後60年にあたり、サイパン島を訪問し、
先の大戦によって亡くなったすべての人々を追悼し」
( 平成17年8月10日)と。
朝日の光 へだてなく 世を照らさむぞ わがねがひなる」
( 昭和35年)とあるように、戦死者にも常に「へだてなく」 向き合う
よう心掛けておられるのだ。
米軍の慰霊碑に供花されたのも、当然の行動だった。 とても万全とは言えないご体調で、
しかも巡視船に宿泊され、 ヘリコプターでご移動という悪条件の下、
断固として初志を貫徹された。
深い畏敬と感謝の念を禁じ得ない。
だが、これからお疲れが出ないか。
心配だ。 内閣から閣議などを経て届けられる上奏書類をご決裁になる、
ご執務がある。
ご負担も大きい(ご出発前日の7日も同じくご執務。
皇居勤労奉仕団へのご会釈も)。
とはいかにあるべきか、
身を挺して実践しておられる。
我々国民は、そのお姿から何を受け取るべきか。
決して他人事ではない。
陛下にとって長年のご宿願が、やっと果たせたことになる。
そのご感慨は拝察するに余りある。
羽田空港で皇太子・
その当たり前の光景に、
陛下のご出発に当ってのお言葉に、
一見、
しかしこれは、
わざわざ「祖国を守る」
実は平成6年に硫黄島を訪れられた際も、
「
述べておられる。
これらは紛れもなく、ご嘉賞(お褒め)
それらの戦地で斃れた英霊たちを、
この点、メディアの取り上げ方は、明らかに奇妙だ。
また注意すべきは、陛下のご慰霊は、まさに一視同仁、
今回のペリリュー島ご訪問に於いても、然り。
「
すべての人々を追悼し」(
これは、
「
(
昭和天皇の御製に
「さしのぼる
(
よう心掛けておられるのだ。
米軍の慰霊碑に供花されたのも、当然の行動だった。
両陛下とも、
しかも巡視船に宿泊され、
その戦没者への強いお気持ちに、
英霊たちもさぞお喜びだろう。
だが、これからお疲れが出ないか。
ご体調を崩されないか。
心配だ。
ご帰国翌日の10日は金曜日で早速、
これは、法的には最重要のご公務。
ご負担も大きい(ご出発前日の7日も同じくご執務。
陛下は、「天皇」
身を挺して実践しておられる。
我々国民は、そのお姿から何を受け取るべきか。
決して他人事ではない。
我々自身が鋭く問われている。